親:どうしてホームに帰ってこなかったの?
子:三塁コーチャの○○が何も言わなかったんだもん
親:そうか、じゃあコーチャのミスだね
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親:相手のピッチャーがすごい大きなモーションだったのにどうして盗塁しなかったの?
子:監督から指示がなかったから
親:そうか、じゃ監督が悪いね。
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親:どうして三振しちゃったの?
子:ボールだと思って見逃したら審判がストライクって言うんだよ。参ったよ。
親:そうか、じゃ仕方ないね。あれはパパから見てもボールだったよ。悪い審判に当たって今日はアンラッキーだったね。
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自然な親子の会話のようですが大いに問題があります。
それはなぜか?
親が人の責にしているからです。
親は我が子可愛さについつい他人の責にしてしまいます。
親が人の責にすると、子どもも他人の責にします。
それは愛する我が子の成長になりません。
他の子、指導者、審判など、周りを変えることは出来ません。
でも自分だけは変えることが出来ます。
自分が工夫して打開すれば良いのです。
自分で解決する思考を身につける。
それが必ず成長に繋がります。
我が子の成長を本当に望むのなら
(もちろんブラックなとんでもないチームに所属している場合は除きますが)
「人の責にせず自分の責だと考える」を教えるべきです。
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親:どうしてホームに帰ってこなかったの?
子:三塁コーチャの○○が何も言わなかったんだもん
親:そうか、でも大事なことは点数にならなかったことだよ。もしあそこで自分で判断出来たのならホームに帰ってきて1点を取れたかも知れないよ。コーチャの判断だけに頼らず自分で判断する方法も身ににつけようよ!
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親:相手のピッチャーがすごい大きなモーションだったのにどうして盗塁しなかったの?
子:監督から指示がなかったから
親:そうか、でも盗塁した方が得点を上げる可能性が高まるのだから、サインだけに頼らず自分の判断でプレーする力も必要なんじゃないのかな。今度は積極的に自分の判断でチャレンジしてみようよ!
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親:どうして三振しちゃったの?
子:ボールだと思って見逃したら審判がストライクって言うんだよ。参ったよ。
親:う〜ん、審判のせいにせず自分のせいにした方が成長になるんじゃないかな。環境のせいにせず、自分がどういう工夫が出来たかを考えるべきだよ。例えば今日の審判はストライクゾーンが広いなと感じたら、ツーストライクと追い込まれる前に勝負を決めようとか、もし追い込まれたらいつもより広くストライクゾーンを意識してくさいところはカットしてみようとか。自分が出来ることを考えると視野は広がるもんだよ。
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愛する我が子のために、本当に大事なことは
人の責にせず自分の責にするクセを身につけさせることです。
これは、この先の人生でも必ず活きます。